1.みどり野ふれあいの園 開園10周年記念式典を開催 2.実地研修「狩野

1.みどり野ふれあいの園 開園10周年記念式典を開催
 三島市東壱町田の手作り公園「みどり野ふれあいの園」が開園10周年を迎え、近所の子どもたちや住民が集まり、記念式典を開催しました。当日はあいにくの雨でしたが、子どもたちは、日本蜻蛉学会会員加須屋真先生のトンボ講演でヤゴのぬけがらにワクワクしました。お昼は出前屋台で美味しい静岡ラーメンを食べ、遊水匠の会が今回のために製作したバラのアーチのもとに、つるバラの記念植樹を祝いました。
 現在ではかわいらしい公園も、もとは住宅地に隣接する荒れ地化した空き地でしたが、交流の場作りを目指した地元住民からの依頼により、GW三島が仲介役となって、市や企業との協働によって公園作りを始めた場所でした。開園当時の町内会長で、10年間水やりなどの手入れをしてきた森昭夫さんは、45名ほどの参加者を見てとても嬉しそうでした。

2.実地研修「狩野川の森を学ぶ」を開催
 三島の水や環境などについて紹介いただく市民ガイドの養成を目指す「リバー・インストラクター養成講座」(助成:河川整備基金)の実地研修として、富士山自然誌研究会代表・菅原久夫講師による「狩野川の森を学ぶ」を開催しました。
 午前中は、雨天のため、御園公民館で松毛川の植生と植物についての講義を行い、植生の見かた、鎮守の森について、植物群落の分類法など、専門的な内容となりました。
 雨があがった午後からは、神明宮と松毛川でのフィールドワークを行い、鎮守の森の観察と、ルーペを使っての春のあぜ道と畑の植物の観察を行い、草花の観察方法の実践を行いました。
 参加者25名は、狩野川流域に残されている貴重な河畔林にも感銘を受けたとともに、ヘドロが蓄積している松毛川の現状を目の当たりにし、松毛川の自然再生の必要性も感じ取ったようです。