忘年会を開催しました

 もういくつ寝るとお正月、ということで、2010年ももうすぐ終わりです。12月17日に毎日新聞社朝鮮日報社主催「第16回日韓国際環境賞」の受賞記念祝賀会も兼ねて忘年会を開催しました。

 グラウンドワーク三島の日ごろの活動を支えてくださっていただいているインストラクターやボランティアの皆様や、グラウンドワーク・インターンシップの研修生の方、そしてグラウンドワーク三島の活動を熱心に応援してくださっている細野豪志衆議院議員や次期三島市長の豊岡武士氏など多くの来賓の皆様に出席していただき、盛大に行われました。

 

 会場では、グラウンドワーク三島の1年間の活動の紹介からスタートし、その後は、ボランティアスタッフの皆様の今年を振り返ってのコメント、ビンゴ大会など楽しい時間を過ごすことができました。

 2010年は、源兵衛川をはじめとした従来の環境改善活動・まちづくりの他に、内閣府地域社会雇用創造事業「グラウンドワーク・インターンシップ」/「グラウンドワーク・インキュベーション」に取り組みました。

 グラウンドワーク三島は、従来も様々な研修を行って来ましたが、今回は2年間で合計2400人(1回につき200人)と非常に多いため、普段以上に多くのインストラクターやボランティア、関係者の皆様に、いつも以上の多大なご支援・ご協力をしていただきました。
 日ごろの活動やグラウンドワーク・インターンシップへのご支援・ご協力に感謝の気持ちを込めて、ご参加いただいた皆様に、日頃のささやかながらプレゼントをお渡しさせていただきました。
 改めまして、日ごろの皆様のご支援・ご協力に感謝いたします。ありがとうございました。

 グラウンドワーク三島の1年間の活動を振り返り、改めて皆様に支えられていることを実感した一日でもありました。

 

グラウンドワーク三島ホームページ

三島梅花藻の里環境整備作業

 2010年最後の「グリーン・ジョブ研修」を週末に開催しました。
 
 1日目の土曜日は、三島梅花藻の里の垣根や、ししおどしの交換など環境整備と、竹の利用について研修しました。

 普段、三島梅花藻の里はボランティアによる毎週木曜日の定例整備作業のほか、遊水匠の会のメンバーによる配電やポンプ、水車などの設備の点検修理によって大切に維持管理され、観光客や市民の方が集う憩いの場所となっています。今回は、これらメンバーとグリーン・ジョブ研修生がともに作業を行いました。「四つ目垣」のしゅろ縄の結び方が大変難しく、研修生たちは頭を悩ませながらも、丁寧に竹垣作りに精を出しました。

 今回は、研修生として、東京などから10名の大学生が参加され、初めて見た三島の街のせせらぎの風景と、そして地元の方との協働作業や交流を通じ、地域づくりを学ぶ良い機会となったようでした。

 さらに、本日の昼食は、遊水匠の会の仕事納めとして、遊水匠の会主催による芋煮会が催され、研修生たちも参加して、交流を深めることができました。

きっかけはインターンシップ

東京で行われた「北海道野菜販売〜現地生産者と直接対話〜」イベントに行ってきました。
イベントの主催は、学生団体FRONTIERですが、今回のイベントの企画者は、「I期グラウンドワーク・インターンシップ」に研修生として参加した大学生でした。

そして、このイベントの講師として招かれた現地生産者の方も「I期グラウンドワーク・インターンシップ」の研修生。
そうです、このイベントのきっかけは、「グラウンドワーク・インターンシップ」での出会いにあったのです。

東京の大学に通う大学生と北海道・西神楽からの参加者との出会いがあり、彼女は北海道へ短期農業研修に行くことになり、そして、今回のイベントが実現しました。

イベントは、まず、講師である北海道の農家の方のお話から始まりました。

彼女が暮らす西神楽という場所とはどんなところなのか、農業のやりがいや大変さとは、彼女が10年続けてきた野菜の朝市についてなどを一生懸命話していました。
集まってくれた学生さんたちも一生懸命、彼女の話を聞いてくれました。

そして、短期農業体験をした学生の体験談も発表されました。

彼女の感じた農業というものを素直に語ってくれました。

話の後は、西神楽の野菜とお米が販売されました。
ニンジン・じゃがいも・玉ねぎのカレーセット100円。

中には2セット以上買ってくれる人も!

販売の間は、自由に歓談。

講師に一生懸命質問をする学生もいました。

イベントの最後には、イベントを企画した学生さんと北海道・西神楽の皆さんで記念写真。

みんな笑顔でイベントが終わりました。


「グラウンドワーク・インターンシップ」での出会いから、地域や世代を超えた交流が始まり、地域をつないだイベントという形になったことは、研修を運営した私たちにとって、とてもうれしいものでした。
次回の「グラウンドワーク・インターンシップ」に向けて、頑張ろうと思えたイベント、企画してくれた皆さん、ありがとうございました。

三島街中カフェ1周年記念ありがとう祭

 今年11月に、オープン1周年を迎えた三島街中カフェでは、お客様や関係者の方々に感謝の気持ちを込めて、12月12日に記念イベントを開催しました。


 今回のイベントは

 ◎源兵衛川希少種水族館の新設記念
 ◎毎週金曜日に地域のみなさまよりご盛況を頂いている三島産野菜市
 ◎5本立てのお楽しみイベント(落ち葉でしおりづくり、オリジナル缶バッジづくり、バイリンガル環境かるたとり、水族館の看板づくり、ベーゴマ遊び)

と盛りだくさんでした!


 すでにご覧になった方もいらっしゃるかと思いますが…
 源兵衛川希少種水族館は圧巻です!


 源兵衛川希少種水族館オープンのこの日は、老若男女たくさんの方々が水族館の魚たちに見入っていました。


 また、イベントのひとつである「水族館の看板作成」ではこのような様子で、子どもたちが思い思いの絵を書いてくれて、記録にも記憶にも残るイベントを行うことができました。


 その他のイベントでも歓声が上がる場面や、生き生きと売り子さんをしているスタッフの姿、子どもも大人も一生懸命ベーゴマの研究をしている場面など、さまざな場所で盛り上がっている様子をみることができました。


 今回のイベントは、グラウンドワーク三島の「グリーン・ジョブ(環境まちづくり)研修」の研修生が運営を手伝い、地域のにぎわいづくりを学ぶ研修ともなりました。


 さらに、グラウンドワーク三島のインストラクターなどを始めとしたたくさんの方々が応援に駆け付けてくださいました。みなさまの御協力のおかげで、記念イベントは無事成功いたしました!


 私ごとになりますが、イベントの企画・イベントを形にすることの難しさやみなさまの協力なしにはなにもなし得ないということなど、今回のイベントを行うにあたって、いろいろなことを学ばせていただきました。本当にありがとうございました。



 三島街中カフェはオープン1周年記念という節目を迎えましたが、まだまだたくさんの可能性を秘めた場所です。

 今後もまた地域の方々が気軽に利用できる場所、地域の方々が活躍できる場所となるよう、三島街中カフェは発展していきたいと思います。

 みなさんのアイデアやお力をお貸しください!これからもよろしくお願いいたします。

「宮さんの川・ほたるの里」リニューアル作業(ほたる水路)

 「宮さんの川・ほたるの里」(三島市泉町)は、湧水が枯渇し湿地状態になっていた蓮沼川(宮さんの川)の上流部に水を流し、人工的なせせらぎを作り、ホタルが生息できる水辺環境を作りだそうと、平成16年度、グラウンドワーク三島が三島市「街中がせせらぎ事業」の委託を受けて、三島ホタルの会等の専門的なアドバイスを受けて、地域住民とともに建設したものです。

 現在は、泉町自治会をはじめとする地域住民の皆さんによる定期的な清掃や、三島ホタルの会の管理により、ゲンジボタルの発生が見られるようになりました。

 建設から5年以上が経過し、観察デッキやほたる水路の補修が必要な時期を迎えたことから、リニューアル作業を実施しました。今回は、遊水匠の会の指導により、ほたる水路の「竹しがら」による補修作業に挑戦しました。

 「しがら」とは、一定の間隔で杭を打ち、竹などを編んでつくる簡易土留工です。当日は、「グリーン・ジョブ(環境まちづくり)研修」の大学生やシニアなどの研修生や、三島ホタルの会、グラウンドワーク三島のスタッフなど25人が参加しました。



 午前は、前日に三島市内で間伐して搬入しておいた青竹を、土留めに沿って切断し、太い竹と細い竹を組み合わせながら設置ました。

 次いで、掛矢で木杭を打ち込み、青竹を2段編みこみました。並行して、しがらの内側に詰める粘質土の袋詰めと搬入も実施しました。

 午後は、仕上げ作業として、搬入した粘質土をしがらの内側に詰め込むとともに、大きくなった植林木の剪定も行い、ほたる水路のリニューアルを終えました。

 次回は、12月22日(水)、観察デッキの補修作業を行う予定です。

宮さんの川・ほたるの里 デッキ修繕準備(青竹の間伐)

現在、ほたるの里のデッキはこんな状態。

修繕が必要な状況です。

ということで、明日11日(土)に「ほたるの里整備作業 デッキ修繕ワンデイチャレンジ」として、デッキの修繕を行います。
そのための準備として、デッキ修繕に使う竹を切り出してきました。

切り倒したら、4m毎に切ります。4mもの20本が目標です。

そして軽トラックに積み込み、現場まで運びます。

竹は軽いイメージがありますが、切ったばかりの青竹はとても重いのです。
太いものは、とても1人では運べません。
また、竹を切り倒すにも、笹の葉が別の竹や木に引っ掛かり、なかなか倒れなかったりと切り倒すのも意外に難しいのです。
4mもの20本を切り出すのは、思った以上の重労働でした。

明日は、この竹を使ってほたるの里を整備します。

源兵衛川 魚類調査

グラウンドワーク三島では、定期的に源兵衛川の環境モニタリング調査をしています。
この調査は、平成19年の源兵衛川へのセメント流出により多くの魚が死んでしまった事故をきっかけに行っています。

これは、川に生息する魚の種類等を調べる魚類調査の様子です。

川の中に入り、魚を捕まえます。

源兵衛川には、こんな魚たちがいます。

サワガニの姿も見られました。
この魚たちの数を数えたり、絶滅危惧種であるホトケドジョウの大きさを調べたりして魚類調査を行っています。

平成19年12月の生コン流出事故により、一度は減少してしまった魚たちですが、着実に増えているようです。

この魚や水生生物たちが更に住みよい環境を作るために、グラウンドワーク三島では、今年度、「源兵衛川ホトケドジョウ生息環境再生ワンデイチャレンジ」を行います。また、1月中旬から、源兵衛川にすむ魚類・水生生物や、生態系について学ぶ「源兵衛川エコレンジャー養成講座」も開講します。

興味のある方は、グラウンドワーク三島までお問い合わせください。