中郷温水池・ホテイアオイ掃討大作戦を実施


現在、源兵衛川の最下流部にある「中郷温水池」では、ホテイアオイが大繁殖し、湖面のほとんどが覆われてしまう異様な状況になっています。
 ホテイアオイは、水質浄化の役目も果たしますが、定期的に駆除しないと増殖し、水路や湖面を覆いつくします。さらに厄介なことに、冬場になると枯死し、池の底に沈下して、吸収した窒素分を放出するために、水質悪化を誘発するなど、さまざまな環境被害を及ぼす「害草」になります。2年前には、松毛川においてホテイアオイが大繁殖し、環境被害を発生させました。このままでは、ホテイアオイが松毛川に流れ込み、同様の被害を発生させる危険性が危惧されます。
 そこで、GW三島では、中郷温水池の生態系の保全と湖面の確保を図るため、中郷用水土地改良区や三島市と協力して、ホテイアオイ掃討・除去作業を実施しました。GW三島スタッフ10人ほか、中郷用水土地改良区、三島市など総勢30人で、長棒や熊手を使い、湖面のホテイアオイを岸辺に引き寄せ、ホテイアオイを回収しました。回収量は、4tパッカー車3台、2tトラック6.5台分にもなりましたが、全体の2割程度です。
 GW三島では、今後も、中郷用水土地改良区・三島市に協力し、ホテイアオイ掃討作戦を実施する予定です。