JICA研修員(フィリピン)視察受入


フィリピンの環境天然資源省及び地方公共団体の職員ら6名が、住民参加型森林管理研修の一環として、三島市を訪れました。
 一行は、まず鏡池楽寿園、源兵衛川など、湧水を生かした町づくりの現場を回り、GW三島より、散策スポットの歴史的背景と、GW三島との関わりなどについて説明をしました。多くの市民が、ゴミ拾いのボランティアに参加することで、これだけきれいな景観を保っていること、そして子どもたちが環境観察などに参加することで、自然な形で、環境・景観保全への関心を高めていることなどに話が及ぶと、フィリピン人研修員も大いに興味を引かれたようで、活発な質疑応答がなされました。また桜川の水源、菰池公園の湧水池のほとりにある歌碑の前を通った際、「水よ輝け」を歌って紹介すると、一行より大きな歓声が起こるという一幕もありました。
 グラウンドワークとは、住民、行政、そして企業のパートナーシップ醸成の手法のことですが、今回の視察受入にあたっても、三島市役所との連携を図り、午前中のGW三島視察、そして午後の市役所訪問のどちらも、両者の担当者が立会うことで、効果的な研修を提供しました。