「源兵衛川の生態系を守る研修会」座学1・実践活動を実施

 市民・NPO・企業・行政の協働により清流がよみがえった農業用水路である源兵衛川は、近年、外来種ホテイアオイブラックバスによる、在来種などへの悪影響が問題となっています。

 そこで今回、きれいな川と暮らそう基金の助成を受け、外来種の駆除に取り組む新たな「市民ネットワーク」づくりによる、市民主導の在来種の保護・保全の河川環境活動を進めるための「源兵衛川の生態系を学ぶ研修会」 (全8講座)を開講し、その第1回として、座学と実践活動を実施しました。

 午前は、Via701にて座学1「源兵衛川の環境特性と生物多様性を学ぶ」を開講し、加須屋真先生(富士常葉大学非常勤講師)、渡辺豊博先生(都留文科大学教授)を招き、源兵衛川の整備を行うにあたって考えねばならない文化や歴史、生態系の多様性について学びました。

 午後は、実践活動「源兵衛川生態系復活ワンデイチャレンジ:外来植物の除去作業」を行いました。源兵衛川を愛する会、三島ホタルの会、都留文科大学静岡大学農学部の学生、グラウンドワーク三島のスタッフ・インストラクターなど約50人が参加し、実際に土砂等の堆積物も含め、トキワツユクサ等の外来植物の除去を行いました。スコップやつるはしを使っての体力勝負でしたが、作業を通じて参加者同士、またサワガニなどの川の生き物と仲良くなれた楽しい作業となりました。

 今後は、7月中・下旬から、「源兵衛川の在来・外来種を学ぶ」座学(魚類、水生動物、植生)やワークショップ、また実践活動を予定しています。源兵衛川の生態系や、在来種・外来種に関心を持つ皆様のご参加をお待ちしております。