グラウンドワーク農楽校in三島研修生レポート 2日目

【午前の部】
 早朝、大きな地震があったが、幸か不幸か宿舎には何もなかったので、とりあえず無事に済んだ。
 2日目は、まず沢地グローバルガーデンを訪ね、グラウンドワーク三島理事の小松幸子さんのお話を伺った。たくさんの苦労があり、人手不足というのが伝わってきた。今後あの場所がどのようになっていくのか気になった。
 次に向かった函南さくら保育園では、ビオトープを見学した。たくさんのメダカが放流されていたが、アメリカザリガニもいた。周りの水田から侵入してくるという。絶滅危惧種外来種の生命の重さはとても難しいと感じた。

 午前中の最後は、三島南高校のビオトープを見学した。汲み上げている水には鉄分が多く、それにはガマを植えるなどの対策がとられていた。池には外来種オオカナダモが繁茂していたが、メダカのすみかになっているという。絶滅危惧種外来種の共存をどう受け止めるべきなのか、私にもまだ分からない。(大)


【午後の部】
 今日は箱根西麓にある耕作放棄地再生プロジェクトのそば畑づくりをしました。地震、台風が連続でやってくるなど、危機が訪れたものの、作業の間”だけ”天候に恵まれ、無事に畑づくりをすることができました。
 今回の作業は、ひとつは肥料をまき、土作りをすること。よくそばは、痩せた土地で実るというが、それでも栄養が少なすぎると、生育は良くないとのことだ。手分けして堆肥、化成肥料をまく。火山灰質でふかふかの土に足を取られ、真夏の暑い日差しを浴びながらの作業は思った以上に大変!!みんな汗を流し、顔を真っ赤にして頑張りました。
 他にも土手の雑草除去、雨水を流すための溝の整備など、様々な作業をしました。大変さを感じると同時に、作業を終えて、畑を見回した時の達成感はとても大きなものがあると感じました。また、今回は地元農家の方との協働作業でしたが、プロの技を見て、さすがと思うことも多々ありました。(内)