「農業体験」

 次に、同じく山田地区農家の杉本さんにご指導いただき、にんじん種まきを行いました。マルチ(「根を覆う」という意味)という黒いビニールシートが、穴が7列開いた状況で土の上にかぶせられています。
 この穴に、肥料などがコーティングされたにんじんの種を3粒ずつ入れていきます。他のにんじんは機械で行う場合が多いですが、この品種は手作業で行っているとのこと。普段は杉本さんと奥様で半日がかりの作業とのことですが、研修生たちの人海戦術で2時間ほどで終了しました。でも中腰での作業のため腰がけっこう痛い!

 最後に、杉本さんと同じく山田地区農家の山本さんのビニールハウスを見学し、野菜栽培に関するノウハウやご苦労などを教えていただきました。

 今回、山田地区農家の皆さんのお話を伺いながら強く感じたのは、苦労は色々あるものの、日々の努力と研究により充実した農業経営を行っていること。農作業などでご多忙な中、「人を惹きつける」ステキな笑顔でご指導いただきました。
 グラウンドワーク三島が培ってきたネットワークや掘り起こしてきた地域資源と、山田地区の魅力あふれる野菜を組み合わせることによって、新たな特産品ができれば「山」も「街中」もさらに元気になるのでは、と思いました。山田地区農家の皆さん、ご指導ありがとうございました。