「みしまESD環境まちづくりゼミ」実学1・2を開催


16日(土)・17日(日)の2日間は、実際にまち歩きをして、三島の魅力を体感しました。
 1日目は「三島の魅力再発見 環境・観光資源を学ぶ」をテーマに、三島市ふるさとガイドの会会長の城所徂帝さんのご案内で、楽寿館の見学からスタート。自然の姿を家の中で楽しむために工夫された館内は、先人の智恵の宝庫となっていて、感嘆の声が漏れていました。本覚寺や三石神社、ほたるの里を回り、境川・清住緑地では、富士常葉大学講師の加須屋真先生に、湿地に棲む様々な生き物の生態を教えていただきました。その後、水の苑緑地、雷井戸、三島梅花藻の里、腰切不動尊、最後に三島大社とてんこ盛りの散策でした。
 2日目は、「新たなエコツアーの開拓 河川清掃ちゃんかけ拾いと三島暦づくり」と題し、源兵衛川を愛する会の越沼正さんに先導していただきました。夏場の子どもの憩いの場所の源兵衛川で、子どもが怪我をしないようにちゃんかけ拾いをしたり、ミシマバイカモの手入れをしました。おもしろポイントの発掘も行われ、ぐにゃりと曲がった階段や、水路の上に突然現れたふたつの便器に、皆さん大笑いでした。お昼にはウナギ弁当の試食をし、三島のウナギと他のウナギとの違いを教わりながら、舌鼓を打ちました。午後からは、三島市国際交流協会会長の小松幸子さんによる、三島市の国際交流都市の紹介や、バイリンガル環境かるたで盛り上がりました。続いて三島暦師の館に移動し、三島暦の会会長の河合龍明さんから暦の歴史を教わりました。自然の周期と暦が、人々の生活を支えていたことに、皆さん改めて感慨深く思っておられたようです。
 これら座学・実学で得た知識・経験をもとに、現在2回のワークショップに取り組んでいます。その成果を2月24日のシンポジウムで発表します。皆様のご参加をお待ちしております。