第2回源兵衛川環境モニタリング調査を実施


さる12月21日に源兵衛川中流部に生コンが流出する事故が起こりました。グラウンドワーク三島では、この危機的な環境被害を踏まえ、翌日の22日から人海戦術による回収作業を進め、現在、源兵衛川はほぼもとの水質に戻ることができました。しかしながら、環境省レッドデータブック・絶滅危惧?B類の「ホトケドジョウ」をはじめとして、多くの希少な水生生物が死滅してしまいました。
そこで、環境の専門家を講師に迎え、源兵衛川の希少種を含めた各種の生態系環境の状況把握と今後の環境対策の基礎資料の作成を目的とした、第1回の「環境モニタリング調査」を、2月3日に実施しました。今回大きな被害を受けた第3ゾーンでは、アブラハヤやタモロコが確認され、水辺環境がやや回復傾向にあるのではないかと推察されました。
 23日には、2回目の魚類・水生生物調査、24日には鳥類調査を実施しました。前回に比べ、各ゾーンで観察された種数が均衡してきたこと、ホトケドジョウに代わりトウヨシノボリが多数確認されたこと、川の中の藻の影響と思われるpHの上昇、新たな鳥類2種の観察が報告されました。
 第2回の植生植物調査は2月27日、第3回調査は3月22日(土)の予定です。