ボートから見る松毛川河畔林観察会を開催


三島市の南端、沼津市との境にある松毛川は、かつて狩野川の一部でした。現在は堤防の建設により、三日月形の止水域になっています。この水辺には、かつての川の様子がしのばれる河畔林が残されています。
 この全国的にも貴重な自然環境が残る松毛川で、今回、ゴムボートを浮かべ、川からの河畔林の観察を行いました。計15名の参加者は、1艇のボートに交代で乗船。GW三島・リバーインストラクターの鈴木正之さんの案内により岸辺を離れていくと、この河畔林の三大樹種「エノキ」「ムクノキ」「ケヤキ」が見られ、鳥や魚の生息する、静かな水辺の光景が広がっていました。一方で、松毛川にゴミの廃棄された現状を水上からも目の当たりにした子どもたちからは、「ゴミがなくなれば松毛川はもっときれい」、「水の色がにごらなくなるといいな」といった、今後の保全に関する感想も聞かれました。
 また、待ち時間には、GW三島の河川敷の植林地のゴミ拾い・草刈作業も行い、「地域の宝物」である松毛川河畔林の保護再生に向けて汗を流しました。
 GW三島では、現在松毛川の自然環境再生プロジェクトを進めています。松毛川の環境改善・再生のために、今後も様々な取り組みを進めてまいります。皆様のご理解とご協力をお願いいたします。