鎮守の森探検隊(5)水の山・富士山のなぞ〜忍野八海のひんやり湧水を探しに出かけよう〜


5回目の「鎮守の森探検隊」は、山梨県忍野村忍野八海」と都留市「十日市場夏狩湧水群」の湧水巡りです。

まず向かった先は忍野八海です。その名の通り8個の湧水が点在し、最大の湧出量を誇る「湧池」は水深4mと深く、青く透明なその様子に参加者から驚きの声があがりました。

午後は十日市場夏狩湧水群の湧水地見学です。「太郎次郎の滝」や、ワサビ田、豆腐工場を巡り湧水の利用についても学びました。この辺りは谷間に降りていくと、溶岩流のむき出しとなった壁面から、湧水が滝のごとく流れ出しています。富士山に降った雨や雪解け水が地下にしみ込んで地下水となり、溶岩流の地層の間を流れ末端の溶岩の隙間からあふれ出す湧水の仕組みを間近で確認することができました。

さらに、三島では人が手をかけ大切に育てているバイカモが、都留市では道路わきの側溝で元気に自生していて、湧水量の豊富さが伺える場所でした。

また、三島市の湧水の水温は約17〜18℃ですが、水源である富士山に近い十日市場夏狩湧水群の水温は約14〜15℃で低いという先生の説明を聞き、参加者は道路わきにあふれる湧水に手を入れ、その冷たさを体感しました。三島市周辺の湧水との違いを目にし、様々な発見をした一日でとなりました! (陽)