松毛川・子どもグリーンクラブ 夜鳴く虫の観察会 実施

 9月19日、日の暮れた長伏公園北駐車場に集合した参加者らは、2名の講師の説明の下、秋の夜に鳴く虫の観察会を行いました。

 参加者は、コオロギの仲間17種、キリギリスの仲間7種、計24種を観察し、[アオマツムシ]や[スズムシ]、釜戸(かまど)が少なくなった現在は、目にすることの少なくなった[カマドコオロギ]などの鳴き声に耳を澄ましました。カマドコオロギは、この地での初観察となり、熱帯性で、気温が15度以上でないと生息できない種とのことです。
 約2時間、鳴き声で虫を探し、講師お手製のペットボトルを利用した観察箱で、形・鳴き声を観察し、生態や名前の由来などを学びました。

 近隣からの参加者は、「近くに住んでいるけれど、こんなにたくさんの種類の昆虫がいるとは」と驚いた様子。観察会前から周辺で虫捕りを楽しんでいた子ども(5歳)は「昼間は虫にさわれて、夜は虫の鳴く声が聞こえるから楽しかった」と感想を語ってくれました。