源兵衛川の生態系を守る研修会 実践活動「魚類・水生動物・植生・野鳥調査実習」

 日頃より源兵衛川の環境モニタリング調査を行う、水生動物(遠藤浩紀先生、加須屋真先生)、植物(菅原久夫先生)、野鳥(滝道雄先生)の専門家を講師にむかえ、生態調査についての実習を行いました。

 小雨が降る中、地域住民やグラウンドワーク三島インストラクター、三島グリーン・ジョブ研修の大学生など約15名は、3ゾーンの三石神社から下流の7ゾーンまで、講師と一緒に歩きながら、所々立ち止まっては、野鳥・植物の観察や調査の具体的な方法を教わりました。

 また、水生動物と魚類調査では、参加者も実際にたも網を持って川に入り、水中の生きものに触れることができました。現場で4人の各分野の専門家からそれぞれ説明を聴くことができる、たいへん贅沢な機会だったと思います。


 午後は、大中島会館にて本日のまとめと、「今後、源兵衛川の生態系を守るには?」という内容でワークショップを行いました。
 
 源兵衛川は住宅街にも関わらず、緑が多く生き物もたくさん生息している環境です。しかし、カラーやクレソン、ザリガ二など外来種が昔に比べ種類、数ともに増加し、在来種が脅かされています。一見すると緑も花も多くてきれいではあるが、その生態系のあり方には問題があるということが分かりました。多くの方の協力を得て再生されたこの源兵衛川は、人々の源兵衛川に対する意見も多様であり、今後もこのような議論する場を大切にし、意見をまとめていく必要があると思いました。