グリーン・ジョブ研修・箱根西麓再生百姓楽校

 環境まちづくりを学ぶグリーン・ジョブ研修第2回体験型学習プログラム、今度の3日間は「箱根西麗再生百姓楽校」として、主に箱根西麓(農村部)をフィールドに研修します。箱根西麓(農村部)、といっても三島駅などから車で10分、20分といった距離ですが、田畑なども多く非常に自然豊かな地域となります。

 「箱根西麗再生百姓楽校」の研修テーマは、環境コミュニティ・ビジネスや農業技術、マーケティング・マネジメントなど。
 初日は、オリエンテーションの後、早速「遊休農地再生」実習として馬鈴薯づくりに向けた施肥(せひ)や耕うん作業を行いました。ここは去年まではそば栽培に使っていましたが、今年はまずは馬鈴薯、そして収穫後にそばという二毛作となる予定。指導してくださるのは、グラウンドワーク三島農業アドバイザーの杉山さんやインストラクターの皆さん。肥料の種類や使用用途・使い方からまき方まで、詳しく指導していただきました。肥料のまき方一つをとってもなかなか難しく、杉山さんのようには上手くできず経験の差を痛感させられました。

 次に、畑の溝掘りを行いました。この畑は多少傾斜しているため、雨水などが畑の中に流れ込まないよう、溝掘りを行います。けっこう腰に来る作業で大変です。耕うん作業も行いましたが、ここでは杉山さんのお友だちの望月さんがトラクターという強力な助っ人を連れてきてくださり、農機の使い方や注意点などもご指導いただいた後、一気に耕うん作業を進めていただきました。


 また、箱根西麓の生産者の方々で結成されている「のらみちの会」の細井さんから、採れたての大根を試食させていただきましたが、その甘さにはビックリ、そして感動させられました。シャキシャキした歯ごたえとジューシーな甘さは、いわば梨のよう。他にも白菜やキャベツ、人参など新鮮な野菜をいただいたので、寮に帰ってから研修生で鍋にして美味しくいただきました。

 今回ご指導いただいた農家の皆さんには、農業にまつわる楽しい話から苦労話まで教えていただき、研修生たちの色々な質問にも快くご回答くださいました。非常に有意義な経験となりました。