腰切不動尊の手押しポンプの木玉交換

 腰切不動尊は、1633年(寛永10年)に御殿川の水車場川底から掘り出された石仏(高さ40センチ)で、上半身しか彫られていなかったために「腰切」の名で呼ばれるようになったお不動さんです。

 石仏は安産や腰から下の病にご利益があるとして、近郷近在の人々からの信仰を集めており、毎年5月には「大祭」が盛大に開催されていましたが、約40年前に途絶え、祠や井戸も荒れてしまいました。

 グラウンドワーク三島では、祠と井戸を復活させるとともに、日本大学国際協力部、近隣住民の皆さんとともに、40年前から途絶えていたお祭りを平成12年(2000)より復活させました。今年も、5月29日に大祭を開催しました。

 今回、隣接井戸に設置されている手押しポンプ(ガチャポンプ)の「木玉」を交換しました。木玉は、本体内部のピストン部分です。木玉の周囲の巻皮がパッキンの役割を果たしています。これが消耗すると、水が出にくくなります。

 手押しポンプ本体の押金を取り外して、、、


 新品の木玉と交換します。見事に巻皮が消耗しています。

 押金を取り付けて、ハンドルを動かすと、、、

 見違えるほど水の出がよくなりました!!

 腰切不動尊で、手押しポンプの井戸水汲み、体験してみてください!