「三島そば」お披露目試食会を開催


江戸時代、そばはこの地・三島宿の特産品として、多くの旅人に親しまれていました。グラウンドワーク三島は、食文化再生の一環として、箱根西麓地区で、援農による平成の「三島そば」づくりに取り組んでおり、そのお披露目試食会を開催しました。
 昨年8月下旬に種まきを行ったそばは、台風や大雨による大きなダメージもなく順調に生育し9月下旬には白い可憐な花を咲かせ、例年より早めの11月上旬に収穫作業を実施。足踏み式脱穀機による脱穀、とうみによる分別をメンバーで行い、約160kgの「三島そば」を収穫することができました。
 当日は、そばつくり隊メンバーにより、試食のための手打ち三島そば打ち作業に挑戦。久峩公雄・上村勝美講師の指導により、約80食のそばを打ちました。会場内には三島そばの香りが漂い始め、空腹感も増してきます。
 夕方の試食会には、そばつくり隊やGWスタッフ、市民など約40名が参加。三島茶碗文化振興様の協賛により、李朝時代の茶碗を復活させた「三島茶碗」のそばちょこで、手打ちそばを味わいました。コシのあるたいへん香りのよいそばで、参加者からたいへん好評をいただきました。