源兵衛川環境モニタリング調査・第1回魚類調査を実施

2009年5月25日(月)13:30〜

 NPO法人 グラウンドワーク三島では、水辺環境が再生された源兵衛川において、平成19年12月に発生した、電線類地中化工事に伴うコンクリート流出事故に関わり、ホトケドジョウをはじめとした希少種を含めた各種生態系環境の状況を、継続的に把握・評価するとともに、今後の環境対策の基礎資料を作成することを目的として、源兵衛川環境モニタリング調査を実施しています。平成21年度は、特に被害が甚大であった魚類を中心に、継続的に把握・評価することとしています。

 今回、その第1回魚類調査を実施しました。富士常葉大学附属環境防災研究所の研究員により、希少種のホトケドジョウの繁殖状況(稚魚の生息)の確認を行いました。

 その結果、7ゾーン(国道1号線北側)、4ゾーン上(三島中央病院)、3ゾーン(三石神社)でホトケドジョウの稚魚を確認することができました。また、7ゾーン(国道1号線北側)、2ゾーン(水の散歩道)でホトケドジョウの成魚を確認することができました。

 生コン流出により大きなダメージを受けたホトケドジョウの復活のためには、今後、稚魚が生息しやすい環境を残すとともに、繁殖しやすい環境づくりを進めることが重要になります。魚類調査は、秋季に第2回調査を実施する予定です。


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