鎮守の森探検隊(2) 富士山のブナ林を歩こう!

 2回目の「鎮守の森探検隊」は、富士宮市の富士山のふもとに位置する西臼塚の森を舞台に、多様なカミキリ虫が生息するブナ林の樹木観察と昆虫観察を行いました。普段なかなか訪れることのないブナ林では、どんな発見があったのでしょうか?

 西臼塚は標高約1,100mに位置する凹地状の小さな噴火口跡地です。その周辺はブナ林を中心とした森が広がっています。霧の発生が年間を通じ多く、そのため多くの木々の樹皮はコケ蒸した状態です。このように水分の多い森の林床には、葉緑素を持たず菌類から栄養分をもらい生きているという真っ白なギンリョウソウが見つかりました。

 そして、本日一番の大発見は、他では見られない富士山特有の大変珍しい「フジコブヤハズカミキリ」です。この発見には先生もとても興奮し、皆でその喜びと感動を味わいました。

 約2.5kmの散策コースを、途中昼食をとったり、説明を聞いたりと約4時間かけてゆっくり歩きました。途中、天気が回復し太陽が出てきたので、雨に洗われたきれいな空気を感じながらの散策に、ゴールした参加者の顔はとても満足そうでした!(陽)

 
   どんな昆虫が見つかったかな〜?