源兵衛川第3ゾーン上流部への遊歩道整備における実証実験を開催

 現在、三島市により、遊歩道が整備されていない源兵衛川第3ゾーン上流部の約160m区間にかけて、遊歩道を設置する計画が進められています。



 これを受けて当会では、7月18日、生態系アドバイザーや三島市等関係者が参集した「専門委員会」を開催し、意見交換を行いました。委員会では、川幅が2.7mと狭く、一部が急流になっており安全面に課題があること、またカワセミなどの鳥類の飛行にも影響が出る恐れがあることなどの懸念が出されました。

 そこで今回、専門アドバイザー(魚類・鳥類・計画)、隣接自治会、三島ゆうすい会・三島ホタルの会・源兵衛川を愛する会メンバー、三島市、グラウンドワーク三島メンバー等25人の参加のもと、三島市広小路町・蓮馨寺沿いの源兵衛川第3ゾーンにおいて、計画の妥当性の検討と総合評価を行う実証試験を開催しました。

 遊歩道整備予定地のうち、上流部の飛び石ルート約60m、下流部の木道ルート約50mにおいて、計画図面に沿って、ビールケース・軽量ブロック・足場板を使用した模擬遊歩道(幅50cm、高さ70cm、3mスパン)を設置し、具体的・直接的な検討を進めました。


 実証実験の結果、
・景観的(水面阻害等)
・安全性(水深、流速、川幅等)
・生態系(鳥類の飛行等)
等の要因により、問題が多いことが確認できました。



 今後は、上流部60mの飛び石の終点から蓮馨寺に上がり、山門を通る路線について、再度三島市からの再提案を受けて、確認の上、市長に要望書を提出する予定です。