三島南高ビオトープ整備作業

 三島南高校にて「第1回南高のビオトープを育てる会」が開催されました。サイエンス部・ビオトープ委員会生徒、PTA、教員、地元自治会などの皆さんのほか、グラウンドワーク三島からは、グラウンドワーク・インターンシップの実務(OJT)研修生など7人が参加しました。

 三島南高ビオトープは、サイエンス部生徒の支援依頼を受けて、2003年、「うっそうとした湿地」をテーマとして、グラウンドワーク三島・地元関係企業等との協力関係により完成し、絶滅危惧種のナガエミクリや三島生まれのメダカが生息するまでになりました。

 しかし、グラウンドの拡張工事により埋め立てられることになり、2006年4月、「メダカ救出大作戦」を緊急開催して救出し、約100名の「メダカの里親」に預かってもらいました。

 その後、関係者と「ビオトープを創ろう会」を結成して、「里山の未来」をテーマとした、敷地北側へのビオトープ移転の検討を進めました。学校周辺の湿地から湿生植物(イグサ、コウガイゼキショウなど)を移植し、粘質土で踏み固めたビオトープ整備作業を進め、2008年7月、「メダカの里親」のメダカの放流して、現在のビオトープが完成しました。

 当日は、ビオトープ周辺の草取り、木橋と池の水の循環施設の設置などを進めました。完成から2年が経過したビオトープは、植栽木もすくすく育つとともに、多くのメダカも見ることができる、素敵な水辺空間に変身しています。お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。